▶︎ あ行
> アドロン®
東京シリコーンのフッ素樹脂塗膜の登録商標。
> 隠蔽(いんぺい)
塗膜が下地の色を覆い隠すこと。
> エアースプレー塗装
圧縮空気を使って塗料を微粒化し、基材に吹き付ける塗装方法。
> エポキシ(EPOXY)
変性フッ素樹脂塗料に用いられる、接着剤(バインダー)となる成分。
> 塩水噴霧試験
塩水を一定時間噴霧し、塗膜のふくれ、基材の錆の有無を確認する発錆促進試験方法。
(JIS K 5600)
▶︎ か行
> 空焼き
脱脂の種類。基材表面上の油分を熱分解させる工程。
> 乾燥
塗装して、濡れた状態から乾いた状態にする工程。
> 顔料
フッ素樹脂塗料を着色する成分。フッ素樹脂塗料では主に無機顔料が用いられる。
> 基材
塗装される被塗物。
> クラック
塗膜の表面に生じる割れ。
> ケミシールド®
東京シリコーンのフッ素樹脂塗膜の登録商標。
> 固形分
塗料に含まれる成分の中で、焼成後に残る物質。
> 基盤目試験
塗膜に碁盤目状の切り傷を付けた時、塗膜のはがれ具合で、付着力を調べる試験方法。
(JIS K 5600)
▶︎ さ行
> 焼成
フッ素樹脂塗料の性能を引き出すために行う作業。塗装物を炉の中に入れ、焼き付けを行う工程。
> すべり性
相手材がスムーズに動く性質。
> 静電粉体塗装
粉体塗料を圧縮空気で噴霧、同時に高電圧をかけて帯電させ、基材に塗着させる塗装方法。
▶︎ た行
> 耐熱性
物質が熱によって分解や、軟化がしにくい性質。
> 耐摩耗性
相手材との接触や摺動によって、塗膜が削られにくい性質。
> 耐薬品性
塗膜が酸、アルカリ、塩等の薬品の水溶液に浸しても変化しにくい性質。
> 脱脂
基材表面の油分、ごみ等を除く工程。
> 脱膜
熱分解、ブラスト等の方法で、基材に残っている塗膜を除去すること。
> タフロンコート®
東京シリコーンのフッ素樹脂塗膜の登録商標。
> ディスパージョン
英語ではdispersion。
不可算名詞で散布、分散、四散、散乱、離散
フッ素樹脂塗料では、ポリテトラフルオロエチレンを水中に分散させた液体状の塗料をディスパージョンと呼ぶことがある。
> テフロン®
ケマーズ社のフッ素樹脂の登録商標。
> トップ
上塗りの意味で、固形分としてフッ素樹脂のみやフッ素樹脂と顔料を含む塗料。
▶︎ な行
> 難付着性
塗膜表面の付着物が固着せず、はがれやすい性質。
▶︎ は行
> はじき
塗料が基材に均一にぬれ広がらず、ところどころに大きな穴またはへこみ模様が生じる現象。
> 撥水性
塗膜表面が水をはじく性質。
> ハードA®
フロロコートの耐摩耗性フッ素樹脂塗膜の登録商標。
> 非粘着性
難付着性に改名。
> 描画試験
塗膜に螺旋状の切り傷を付けた時、塗膜のはがれ具合で、付着力を調べる試験方法。
(JIS K 6894)
> 表面粗さ
物体表面の凹凸等の粗さの程度。JIS規格(JIS B 0601)でRa、Rz等で表す。
> 引っかき硬度(鉛筆法)
既知の硬さの鉛筆を塗膜に一定の条件で押し付けて塗膜硬度を測定する方法。
(JIS K 5600-5-4)
> ピンホール
塗膜面を針で突いたような細くて深い穴の状態。
> ふくれ(ブリスター)
塗膜内部や塗膜と基材の間に、液体又は気体が入り込んで塗膜が浮き上がった状態。
> プライマー
下塗りの意味で、固形分としてフッ素樹脂と基材をつなぐ接着剤を含む塗料。
> ブラスト
基材と塗膜の付着力を向上させるために、基材に凹凸をつける前処理。
> フルオン®
旭硝子社のフッ素樹脂(ETFE)の登録商標。
> ヘイラー®
ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン社(ソルベイグループ)のフッ素樹脂の登録商標。
> ペス(PES)
ポリエーテルサルフォンの略称。フッ素樹脂塗料に用いられる、接着剤となる成分。
> 変性フッ素樹脂塗料
フッ素樹脂塗料の1コートタイプ。ポリアミドイミド系、エポキシ系、ペス系等がある。
> ポリアミドイミド(PAI)
フッ素樹脂塗料に用いられる、接着剤となる成分。
> ポリフロン®
ダイキン工業社のフッ素樹脂の登録商標。
▶︎ ま行
> 膜厚
基材に塗布された塗料の膜厚。一般的には焼成後の膜厚で、マイクロメートル(μm)単位で表される。
> マスキング
基材で塗装されたくない箇所を、テープ等で覆い隠すこと。
> μm(マイクロメートル)
長さの単位。mm(ミリメートル)の1000分の1。
▶︎ や行
> 融点
物質が固体から液体になる温度。
> ゆず肌(オレンジピール)
ゆずの実の表皮のような小さな凹凸のある塗膜の外観。
> 溶射
基材に溶融状態にした金属やセラミックを微粒子として積層させる前処理。
> >4F(よんふっか)
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)のこと。
▶︎ ら行
> 流動浸漬塗装法
粉体塗料の融点以上に加熱した基材を、塗料の入った槽に浸漬させ、粉体塗料を融着させる塗装方法。