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技術ブログ
フッ素樹脂コーティングには、液体塗装、粉体塗装、ライニングなど複数の工法があります。
どれも表面にフッ素樹脂の機能を与える方法ですが、膜厚、外観、耐薬品性、量産性、対応できる基材の形状などが異なります。
液体塗装は、フッ素樹脂を分散させた塗料をスプレーガンなどで塗布し、乾燥・焼成する方法です。
薄膜で均一に仕上げやすく、複雑形状や量産品にも対応しやすいのが特徴です。膜厚は仕様によりますが、数十μm程度の薄膜で難付着性やすべり性を付与する用途に向きます。
調理器具、食品機械、搬送装置の部品などで広く使われます。
粉体塗装は、粉末状の塗料を静電気などで基材に付着させ、加熱して溶融・焼成する方法です。
液体塗装より厚膜化しやすく、耐薬品性や耐摩耗性を重視する部品に使われます。
膜厚は数十μmから数百μmまで設計されることがあり、薬液接触部品、タンク、配管、半導体関連部品などで検討されます。
ただし、厚ければ厚いほど良いわけではなく、角部、穴、ねじ部では膜厚管理が難しくなります。
ライニングは、シートやチューブ状のフッ素樹脂を基材に貼り合わせたり、内面に施工したりする方法です。
厚い樹脂層を形成できるため、強い薬品や長期耐食が求められる用途に向きます。
化学プラントのタンク、配管、バルブなどで採用されることがあります。
ただし、基材形状の制約や施工コストが大きくなる場合があります。
液体塗装、粉体塗装、ライニング
どの工法を選定すべきかについては、まずフッ素樹脂コーティングを施工する目的を明確にすることから始まります。
薄膜で難付着性を得たいのか、厚膜で耐食性を重視するのか、食品衛生上の対応が必要なのか、高純度を保ちたい環境で他の物質の溶出や混入を抑えたいのか。
工法の選択は性能とコストのバランスです。
フッ素樹脂の種類と膜厚だけでなく、施工方法まで含めて比較することで、現実的な仕様が見えてきます。
フロロコートは、豊富な加工実績から培ったノウハウで、ご使用目的に合致した膜厚、仕様、工法(加工方法)を提案することができます。
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