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技術ブログ
フッ素樹脂コーティングの品質は、塗布する前に大きく決まります。前処理と呼ばれる工程が非常に重要です。
前処理の役割には大きく三つあります。
第一に、油、汚れ、酸化膜、異物を取り除くこと
第二に、表面に適度な粗さを作り、塗膜が食いつく足場を作ること
第三に、必要に応じて化成処理などで基材表面を安定化させること
代表的な前処理がブラスト処理です。アルミナ、ガラスビーズ、スチールグリットなどの粒子を圧縮空気で吹き付け、表面を粗くします。
ブラスト圧力の例として0.2〜0.6MPa程度とされており、基材材質や目的に合わせて粒度、圧力、距離、時間を調整します。粗さが足りないと密着性が不足し、粗すぎると膜厚ムラやピンホールの原因になります。
脱脂も重要です。
通常、金属加工後の部品には、切削油、防錆油、手油、粉じんが付着しています。これらが残ったまま焼成工程なに入どると、膨れや密着不良が起こります。
そこで溶剤洗浄、アルカリ洗浄、熱処理などを使い分け、清浄な表面を作ります。薬品用途や食品用途では、前処理剤の残留にも注意が必要です。
前処理の役割
基材材質によって前処理は変わります。アルミ、鉄、ステンレス、銅、チタン、ガラス、セラミックスでは、酸化膜や熱伝導率、硬さが異なります。
たとえばアルミは熱伝導が良い一方、表面酸化膜の状態が密着に影響します。
ステンレスは耐食性が高いですが、表面が安定しているため、機械的粗化や化学的処理が必要になることがあります。
前処理の状態は、完全にコーティング膜に覆われた後には見ることができません。
しかし前処理は、塗膜の品質、耐久性を左右する最重要工程です。
コーティングを依頼するときは、トップコートの種類だけでなく、基材材質、加工履歴、使用済み品か新規制作品か、油の種類、溶接や熱処理の有無などを、我々コーティングメーカーにお伝えいただくと、品質安定につながります。
フロロコートは、豊富な加工実績から培ったノウハウで、前処理を含め、適切なフッ素樹脂コーティング膜を設計し提案することができます。
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